税理士と相続税
わたしたち国民にとって税金を納める、つまり納税という行為は義務であり誰しも避けては通れないものになります。
誰もが何かしらのカタチで税金を支払っていてそれによって世の中が成り立っているのです。
しかし、この当たり前に支払わなければならない税金ですが、必要以上に支払う必要はありません。
必要な額を必要な分だけきちんと支払えば義務は果たしているといえるでしょう。
そのため近年、節税という言葉をよく聞くようになりましたね。
しかし節税といってもなにをどうしたらいいのかわからない方が大半ではないでしょうか。
そのため、税務の専門家である税理士を頼るのが一般的と言われています。
特にここ最近、相続税に関する法律改正が行われました。
その改正の内容のメインは基礎控除額の大幅削減ですが、実質的な増税といえるでしょう。
そのため、今までの法律では相続税が発生しない相続でも、改正以降は税申告が必要になる・課税されるケースが多発する見込みです。
特に地価の高い都心部に不動産を所有している方は注意が必要だとも言われています。
税理士のもとへ駆け込み相談が増えたのもちょうどこの法律改正の前後です。
世の中インターネットも普及していますし、節税や相続税に関する書籍もたくさん世に出回っています。
情報過渡の時代といってもいいでしょう。
しかしそのすべての情報が正しいか、また自分のケースにマッチしているかどうかの判断を素人が行うのは難しいです。
節税の場合は、脱税や追徴となる可能性もゼロではありません。
確実に安心できる節税を行うためには、やはり税理士の存在は欠かせないのです。
病気になった際にかかりつけの医師がいるように、身の回りの税金をはじめとするお金に関する相談ができる税理士を、あらかじめ探しておく、これも今日からできる立派な節税対策のひとつではないでしょうか。