会社を経営・運営していく上で欠かせない存在が税理士です。
特に法人形態を取っている場合ですと法人税の税申告は極めて面倒で専門知識を要するため、税理士による申告が一般的とされています。
大抵の会社に顧問税理士がいるのはそういった事情があります。
しかし税理士なら誰でもいいわけではありません。
特に飲食店などの少々他産業と異なる業種の場合は、きちんとその飲食業界に精通している税理士を探すのが鉄則です。
あなたが新米経営者なら特に、です。

飲食店は他産業に比べて日銭商売であるため、儲かっている感覚に陥りやすい傾向にあります。
基本的にお客さんが来れば毎日現金が入ってきますから、月単位年単位でどれだけ儲かったかに対して無頓着になり易い経営者が多いのも事実です。
そのため飲食店開業から二年以内に廃業に追い込まれるケースが非常に多いです。
生き残るためには、売り上げをあげるためには、どんぶり勘定ではいけません。
きちんとした日々の帳簿つけが売り上げアップのカギといえるでしょう。
しかしそういった細かな計算を苦手とする方も多いので、そんな時こそ税理士活用のいい機会だと思ってください。

いい税理士選びのポイントとしては、まずはご自身と年齢の近い、そして試験合格組の税理士であること、事務所と会社の距離が近いこと、明朗会計であること、税務以外にも社会保険や助成金、会社設立などの周辺知識教養があること、などが着目ポイントになります。

しかし実際の所は相性なので、いい税理士に出会うためには出来る限り多くの税理士と会うことです。
税理士会で定期的に相談会が開催されていますし、相談に行くことはそんなに難しいことではありませんよ。