実は独立して開業される方の実に１～２割が飲食業界になります。
飲食店はとても人気の高い業種になるのです。
しかし人気であると同時に生き残りが難しいものといえるでしょう。
飲食店開業から三年後の生存率というのは実に２．３割といえるくらい低い数字になります。
更に１０年後の生存率は１割程度にまで低下します。
この数字は飲食店の経営の難しさを物語っているといってもいいでしょう。

この飲食は他産業と異なり少額の取引の繰り返しになります。
いかにロスを抑えて利益を確保するか、ここがポイントになります。

売り上げはそれなりにあるのに一向に利益が上がらない、そんな悩みもよく聞きます。
材料や人件費のロスが多ければ多いほど粗利率が悪くなります。
つまりいくら売り上げがあってもその分ロスが多ければさっぱり利益に繋がらないのです。

これを改善にするためには徹底的な調査と緻密な計算の元、ロスを抑えるしかありません。
しかし経営者はお店の営業に忙しくそんな部分まで管理出来ない、それが本音ではないでしょうか。
そんな時に頼りになるのが税理士の存在です。
法人形態を取っている場合ですと顧問税理士がいますよね？
まだ顧問税理士を雇っていないならこれを機会に探してみてはいかがでしょうか。
日々の帳簿つけから月次年次決算から税申告まで依頼することができます。
その他にもロスや人件費経費についての相談や節税の相談まで幅広く相談することが出来ます。

飲食店を末永く存続させるのは今の世の中非常に難しいです。
ですが業界に特化した税理士にサポートを受けながら、なら何とかやっていけるのではないでしょうか。
特に独立して間もない方、経営経験に乏しい方、ぜひ積極的に税理士を活用してもらいたいですね。